安城市議会 > 1993-12-21 >
12月21日-05号

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  1. 安城市議会 1993-12-21
    12月21日-05号


    取得元: 安城市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-11
    平成 5年 12月 定例会(第4回)           平成5年第4回           安城市議会定例会会議録              (12月21日)◯平成5年12月21日午前10時第4回安城市議会定例会安城市議会議場に招集された。◯平成5年12月21日午前10時開議◯議事日程第22号 日程第1  会議録署名議員の指名 日程第2  第86号議案(委員長報告)(採決)       安城市職員退職年金、退職一時金等に関する条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の制定について 日程第3  第87号議案(委員長報告)(採決)       安城市職員退職年金等特別措置に関する条例の一部を改正する条例の制定について 日程第4  第88号議案(委員長報告)(採決)       安城市乳幼児医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について 日程第5  第89号議案(委員長報告)(採決)       安城市における建築物に附置する駐車施設に関する条例の制定について 日程第6  第90号議案(委員長報告)(採決)       安城市市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について 日程第7  第91号議案(委員長報告)(採決)       安城市身体障害者小規模授産施設の設置及び管理に関する条例の制定について 日程第8  第92号議案(委員長報告)(採決)       安城市法定外公共用物の管理に関する条例の制定について 日程第9  第93号議案(委員長報告)(採決)       平成5年度愛知県安城市一般会計補正予算(第5号)について 日程第10  第94号議案(委員長報告)(採決)       平成5年度愛知県安城市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)について 日程第11  第95号議案(委員長報告)(採決)       平成5年度愛知県安城市交通災害共済事業特別会計補正予算(第1号)について 日程第12  第96号議案(委員長報告)(採決)       平成5年度愛知県安城市下水道事業特別会計補正予算(第3号)について 日程第13  第97号議案(委員長報告)(採決)       平成5年度愛知県安城市安城北部土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)について 日程第14  第98号議案(委員長報告)(採決)       平成5年度愛知県安城市安城作野土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)について 日程第15  第99号議案(委員長報告)(採決)       平成5年度愛知県安城市水道事業会計補正予算(第2号)について 日程第16  第100号議案(委員長報告)(採決)       市の境界変更について 日程第17  第101号議案(委員長報告)(採決)       市の境界変更に伴う財産処分の協議について 日程第18  請願・陳情について(委員長報告)(採決) 日程第19  特別委員会中間報告 日程第20  農業公園特別委員会の名称及び付議事件の変更について 日程第21  第102号議案(市長提出)(採決)       安城市議会議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について 日程第22  第103号議案(市長提出)(採決)       安城市特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定について 日程第23  第104号議案(市長提出)(採決)       安城市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について 日程第24  諮問第2号(市長提出)(採決)       人権擁護委員の推せんについて 日程第25  議員提出第9号議案(議員提出)(採決)       空缶・空ビン等の投げ捨て防止を目的とする環境保全条例の制定を求める意見書について 日程第26  決議案第2号(議員提出)(採決)       暴力追放に関する決議について◯会議に付した事件 日程第1から日程第26まで◯出席議員は、次のとおりである。      1番  神谷 守      2番  杉浦弘明      3番  近藤 彰      4番  和田米吉      5番  成田正規      6番  青木浜吉      7番  近藤義宣      8番  岩月照明      9番  伊吹澄郎     10番  野畑 亘     11番  加藤勝美     12番  神谷 学     13番  野村長俊     14番  石川喜市     15番  石川政次     16番  神谷剋良     17番  伊東良洋     18番  杉浦元治     19番  菊地時夫     20番  都築光哉     21番  太田正留     22番  岩瀬雅之     23番  神谷新一     24番  都築久男     25番  石川 修     26番  白木末夫     27番  木村 巌     28番  神谷金衛     29番  竹内由満子    30番  横山喜八     31番  今村素広     32番  大見兼行◯欠席議員は、次のとおりである。  なし◯説明のため出席した者の職・氏名は次のとおりである。  市長         杉浦正行     助役         内藤利雄  収入役        阿部 健     企画部長       鈴木勘一  総務部長       三浦隆敏     市民部長       鈴木邦英  福祉部長       長谷部良行    経済環境部長     渥美茂夫  建設部長       岩井昭二     都市開発部長     都築万喜夫  都市開発部対策監   鶴田不二哉    水道部長       神谷成彦  消防長        早川秀雄     秘書課長       増田清勝  人事課長       久保田 悟    企画課長       神本 整  庶務課長       山内釟雄     財務課長       中川銑之介  契約検査課長     榊原舒夫     市民税課長      加藤裕孝  資産税課長      細井征一     収税課長       倉田 力  市民課長       日下貞夫     保険年金課長     深津文男  健康課長       岩瀬 武     市民会館長      笠原壽郎  福祉課長       稲垣 勝     総合福祉センター館長   後藤喜久男  老人ホーム館長    野村 明     児童課長       黒柳一明  農務課長       杉山 弘     商工課長       河部金彦  清掃課長       大参 斌     環境交通課長     川澄裕功  管理課長       岩瀬清孝     土木課長       和田光正  道路建設課長     石川邦夫     建築課長       鳥居敏夫  土地改良課長     神谷以和夫    都市計画課長     鳥居公夫  下水道管理課長    近藤忠夫     下水道建設課長    加藤義久  都市整備推進室長   竹本和彦     区画整理1課長    加藤逸男  区画整理2課長    塚本清一     出納室長       大見敏昭  業務課長       杉浦明彦     工務課長       中村林治  消防庶務課長     杉浦宗夫     消防署長       杉浦 衞  教育委員長      神谷四郎     教育長        岡田 仁  教育部長       大屋順彦     国体事務局長     井上 積  教育委員会庶務課長  杉浦重雄     学校教育課長     神谷輝幸  社会教育課長     近藤敦文     中央公民館長     稲垣七則  給食課長       築山 勇     中央図書館長     山本厚生  文化財課長      石原博之     体育課長       横山信之  国体室長       木谷泰信     監査委員       岡田 求  監査委員事務局長   稲垣光男     選挙管理委員会委員長 稲垣昭一  選挙管理委員会参与  三浦隆敏     選挙管理委員会書記長 山内釟雄  農業委員会事務局長  渥美茂夫     農業委員会事務局課長 杉山 弘◯職務のため出席した事務局職員の職・氏名は次のとおりである。  事務局長       稲垣 修     議事課長       杉浦 勲  庶務係長       岡田 勉     議事係長       兵藤道夫  主査         稲垣浩二◯会議の次第は、次のとおりである。 ○議長(神谷守君)  ただいまの出席議員は定足数に達しております。 これより休会中の本会議を再開いたします。             (再開 午前10時) ○議長(神谷守君)  本日の議事日程は第22号でお手元に配付のとおりであります。 なお、追加議案が上程されていますので、御了承願うとともに本日御審議、御決定願います。 これより本日の会議を開きます。             (開議 午前10時) ○議長(神谷守君)  日程第1「会議録署名議員の指名」を行います。会議録署名議員会議規則第80条の規定により、4番 和田米吉君及び19番 菊地時夫君を指名いたします。 次いで、日程第2、第86号議案「安城市職員退職年金、退職一時金等に関する条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の制定について」から、日程第17、第101号議案「市の境界変更に伴う財産処分の協議について」までの諸案件を一括議題といたします。 この際、諸案件に関し各常任委員長の報告を求めます。 まず、建設常任委員長の報告を求めます。建設常任委員長 近藤義宣君。 ◎建設常任委員長近藤義宣君)  建設常任委員会に審査を付託されました諸案件について審査結果を報告いたします。 去る12月10日午前10時から常任委員会を開催し慎重に審査した結果、第89号議案を始め本委員会所管の各議案については、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上、報告を終わります。 ○議長(神谷守君)  次いで、経済厚生常任委員長の報告を求めます。経済厚生常任委員長 太田正留君。 ◎経済厚生常任委員長太田正留君)  経済厚生常任委員会に審査を付託されました諸案件について審査結果を報告いたします。 去る12月13日午前10時から常任委員会を開催し慎重に審査した結果、第88号議案を始め本委員会所管の各議案につきましては、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上、報告を終わります。 ○議長(神谷守君)  次いで、文教常任委員長の報告を求めます。文教常任委員長 杉浦元治君。 ◎文教常任委員長杉浦元治君)  文教常任委員会に審査を付託されました案件について審査結果を報告いたします。 去る12月14日午前10時から常任委員会を開催し慎重に審査した結果、第93号議案の本委員会所管事項については、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上、報告を終わります。 ○議長(神谷守君)  次いで、総務常任委員長の報告を求めます。総務常任委員長 石川 修君。 ◎総務常任委員長(石川修君)  総務常任委員会に審査を付託されました諸案件について審査結果を報告いたします。 去る12月15日午前10時から常任委員会を開催し慎重に審査した結果、第86号議案を始め本委員会所管の各議案については、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上、報告を終わります。 ○議長(神谷守君)  以上で、各常任委員長の報告は終わりました。ただいまの各常任委員長の報告に対し質疑を許します。             (「進行」と呼ぶ者あり) ○議長(神谷守君)  進行の声がありますので質疑を終結し採決いたします。 日程第2、第86号議案「安城市職員退職年金、退職一時金等に関する条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の制定について」から、日程第17、第101号議案「市の境界変更に伴う財産処分の協議について」までの16案件を一括採決いたします。 16案件に対する関係常任委員長の報告は原案可決であります。 16案件は関係常任委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(神谷守君)  御異議なしと認めます。よって第86号議案から第101号議案までの16案件は原案のとおり可決されました。 次いで、日程第18、「請願・陳情について」を議題といたします。 お手元に審査結果の報告書が配付してありますが、この際、関係常任委員長の報告を求めます。 まず、経済厚生常任委員長の報告を求めます。経済厚生常任委員長 太田正留君。 ◎経済厚生常任委員長太田正留君)  経済厚生常任委員会に審査を付託されました請願第5号、第6号、第7号、第9号、陳情第4号及び第5号につきまして、審査結果を報告いたします。 去る12月13日午前10時から常任委員会を開催し慎重に審査した結果、まず、請願第5号につきましては、今、環境問題が叫ばれる中で、空缶・空ビンの不法投棄には目に余るものがあり、何らかの規制をしていくことが必要ではないかと考える。県においては、ごみ減量化推進県民会議が発足したことや、来年はわかしゃち国体の開催で大ぜいの人々の来県が予想され、清潔な環境で歓迎するためにも、県に働きかけてほしいなどの意見が出され採決の結果、全会一致をもって採択と決定いたしました。 次に、請願第6号ですが、採択すべきであるとの意見として、まず、現行の保険制度で義歯を考えたとき診療報酬の技術料が低く、歯科医師も技工士も大変な実態になっている。保険制度で義歯を入れると片歯で約2万5,000円。ところが正当な形で入れると7万7,000円ほどの費用になり、これではとても良い義歯がつくれないというのが実情で、こうしたことが技工士の長時間労働や技工士ばなれを来している、などの意見が出されました。 一方、不採択とすべき意見として、義歯の良い悪いは個人差もある。診療報酬を2倍以上に引き上げることは、被保険者の負担も比例して高くなることが考えられる。現在の診療報酬で良いというわけではないが、2倍以上に引き上げることは問題である。高齢化社会を迎え医療を始め、すべての面で見直すべき時期に来ており、ここで歯の問題だけを取り上げることではない。義歯をつくることは一つの仕事であり、事業活動の問題まで行政が介入すべきではない、などの意見があり、これらの意見をもとに採決をした結果、不採択とすべき意見の賛成多数をもって不採択と決定しました。 次に、請願第7号ですが、採択すべきであるとの意見として、この10年間で人件費や物価は大幅に上がっているが、これに対して診療報酬はわずかしか引き上げられず、このことが病院経営を圧迫している原因である。看護婦不足が大きな社会問題となっているが、この問題も診療報酬と大きなかかわりがある。医療の技術料を正確に評価し、技術料に見合った形で改正すべきである、などの意見が出されました。 一方、不採択とすべき意見として、診療報酬の改訂は、物価・賃金の動向や医学・医療を取り巻く要因を総合的に勘案して中医協で審議され、2年に1度行われている。平成4年には平均5%の引き上げがなされた。引き上げは被保険者の負担増にもつながり問題だ。医師・医療機関には、税法上の一定の恩典もある。日本医師会など3団体から中医協に要望が出されている。内容を十分把握できない点もあり、国の方で決めてもらえば良い。入院の給食費・部屋代は相応の費用負担で妥当である、との意見が出され、これらの意見をもとに採決した結果、不採択とすべき意見の賛成多数をもって不採択と決定しました。 次に、請願第9号ですが、初めに紹介議員から発言があり、請願項目それぞれについて細かい説明を受け、審査を進めましたところ、採択すべきであるとの意見として、年金の支給開始年齢が5歳引き上げられることは、生活の保障、将来の不安を来すことになる。保険料もボーナスからの徴収や年金算出に当たっての基準を名目賃金から可処分所得に変わることで、大幅に引き上がることになる。しかも、保険料が引き上げられると可処分所得が減るわけで、そのことによっても実質年金は減ってくる。高齢者が増えれば、社会保障の費用が増えることは当然のことである。日本の社会保障費は欧米各国に比べて大変低い、などの意見が出されました。 一方、不採択とすべき意見として、これから高齢化社会に向かい若年労働者が不足すること、労働時間の短縮が進むこと、高齢者実態調査で60歳以上の就業率が高くなっていることなどから、60歳代前半の雇用促進と環境整備を図って65歳以降に年金生活を考えるべきだ。年金財源の破綻を防ぐためにも給付の抑制や保険料の負担増で財源を確保して、年金制度の長期的な安定が必要である。年金は掛けた人が享受できる制度であると考えるので、無年金であるから資格を得るということには問題がある。雇用保険や年金の併給ということも合わせ考え、国の方でもっと検討してもらいたい、などの意見が出され、これらの意見をもとに採決をした結果、不採択とすべき意見の賛成多数をもって不採択と決定しました。 次に、陳情第4号につきましては、強制連行という歴史的な特殊事情があること。数世代にわたって日本に住み生活の基盤を築いていることや納税の義務も果たしていることなどを考え、21世紀に向け在日外国人に対する民族差別は是正する時期に来ている、などの意見が出され採決の結果、全会一致をもって採択と決定いたしました。 次に、陳情第5号につきましては、採択とすべき意見として、今、労働時間の短縮が求められているが、内容は週給2日制の方向であって、1日の労働時間は逆に延長傾向にある。したがって、子供を預かる時間帯など、内容を改善することで希望者も増える。女性の社会進出も多くなり、放課後児童対策事業を進めることは子供にとっても大事である。もっと積極的に援助すべきである。 一方、不採択とすべき意見として、現在、公立で二つの児童クラブと民間で四つの児童クラブが開設されているが、市も前向きに努力している。民間児童クラブに支払っている委託料は保育料と比べても妥当である。今年度、委託料を増額したので現行この程度で良いと思うなどの意見が出されました。 これらの意見をもとに採決をした結果、本陳情は不採択とすべき意見の賛成多数をもって不採択と決定いたしました。 以上で報告を終わります。 ○議長(神谷守君)  次いで、文教常任委員長の報告を求めます。文教常任委員長 杉浦元治君。 ◎文教常任委員長杉浦元治君)  文教常任委員会に審査を付託されました陳情第3号「本證寺本堂平成大修理の助成のお願いについて」審査結果を報告いたします。 去る12月14日午前10時から常任委員会を開催し慎重に審査した結果、陳情第3号につきましては、文化財を後世に保存・伝承することは大切なことで、所有者だけに責任を負わせるのは問題であり、指定している行政も助成すべきと考える。本證寺は本市にとっても貴重な文化財であり助成すべきである、との意見が出され採決の結果、全会一致をもって採択と決定しました。 なお、現在の安城市文化財保存事業費補助金交付要綱では実態にそぐわないことから、要綱を見直して助成措置を講ずるべきである、との意見がありましたことを申し添えておきます。 以上、報告を終わります。 ○議長(神谷守君)  次いで、総務常任委員長の報告を求めます。総務常任委員長 石川 修君。 ◎総務常任委員長(石川修君)  総務常任委員会に審査を付託されました請願第8号及び請願第10号につきまして、審査結果の報告を申し上げます。 去る12月15日午前10時から常任委員会を開催し慎重に審査した結果、まず、請願第8号ですが、初めに紹介議員から発言があり、請願の趣旨・項目についてそれぞれ御説明を受け審査したところ、医療機関の優遇措置としては、地方税法第348条で決められていますので、これを越えることには慎重に対処すべきである。赤字経営の解消策として固定資産税の非課税または軽減で問題解決する方法は考えにくい。病院・診療所の経営悪化は、診療報酬・薬価等に起因するところではないか。病院によっては土地・建物の所有と経営が違うケースもあり、さまざまな形態の中で税の公平さを考えると難しい問題もある。固定資産税固定資産の価値に応じて課税されるもので、時価の算定に当たって3年ごとに評価替えすることは、事務手続き等を考えると妥当な制度である。したがって、評価替えを停止することは評価の均衡化と納税者間の税負担の公平を欠くことになる。医療法人は一般企業と比べ税法上極めて優遇されている、などの意見が出され、採決の結果、全会一致をもって不採択と決定いたしました。 続いて、請願第10号ですが、初めに紹介議員から発言の申し出があり、請願の趣旨について説明を受け審査を進めましたところ、鉄塔の下は空中権が設定してあって、土地の所有者との貸し借りの問題であるので、地権者の意見を尊重すべきである。核兵器の攻撃目標ということが書かれているが、冷戦が終結して世の中がどんどん変わろうとしている現在では、想定しにくい。外交・防衛の問題で、本市議会で取り上げるには無理がある、との意見が出され採決の結果、全会一致をもって不採択と決定いたしました。 以上、報告を終わります。 ○議長(神谷守君)  以上で、関係常任委員長の報告は終わりました。ただいまの関係常任委員長の報告に対し質疑を許します。29番 竹内由満子君。
    ◆29番(竹内由満子君)  今、各委員長から審査結果の報告がありましたわけですが、その中で経済厚生常任委員長にお尋ねをしたいと思います。 今回はいろんな請願・陳情が担当委員会で審査されたわけでありますが、その中で請願第6号と陳情の第5号の審査に当たりまして、傍聴をしておりました委員外議員から質問の申し出がありました。私自身も申し出をいたしましたが、それが採決の結果、認める者が少数ということで委員外議員の発言が認められませんでした。これは私の記憶する範囲の中では初めてのことではないかというふうに思って、非常に残念に思うわけですね。 この取り扱いそのもの委員会規則にのっとってやられたわけであります。しかし、請願・陳情の審査というのは、本会議でそれぞれの委員会に付託をして審査をお願いするという仕組みの中で、その付託された委員会以外の議員というのは、今回で言えばこの本日の本会議において、委員長報告に対する質疑と、あと討論という形でしか発言の機会がないわけでありますね。 報告の冒頭に慎重に審査をした結果という御報告もあったわけですが、少なくとも請願や陳情の審査に当たって、それぞれ議員が思っている意見が十分述べられて、そういうものも含めて委員会で慎重な審査がなされることが、私は最小限必要でありますし、今までの安城市議会としてそれが守られてきたと思うわけですね。委員長として、委員会会議規則にのっとってやったからいいんだということではなくて、今回の経過そのものを、議事の取り回しの責任がありました委員長としてどうお感じ、評価をされているのか、そのことについて伺っておきたいと思います。以上です。 ○議長(神谷守君) 経済厚生常任委員長 太田正留君。 ◎経済厚生常任委員長太田正留君)  ただいまの質問に対して御答弁申し上げます。 委員会におきまして各委員の意見等も十分お聞きいたしまして、委員各位が皆さんの採決によりまして必要ないと、こういうふうな形で採決されましたので、そのように委員会を終結いたしました。以上です。 ○議長(神谷守君) 29番 竹内由満子君。 ◆29番(竹内由満子君)  経過は今、委員長がおっしゃったとおりであるわけですね。そのことを議事の取り回しの責任がある委員長として、どういうふうにお感じになっておるのか、その見解を伺っておりますので、お答えいただきたいと思います。 ○議長(神谷守君) 経済厚生常任委員長 太田正留君。 ◎経済厚生常任委員長太田正留君)  委員長といたしまして、やはり各委員の意見を尊重すべきだと思いまして、そのような形で進めさせていただきました。             (「進行」と呼ぶ者あり) ○議長(神谷守君)  進行の声がありますのでこれにて質疑を終結いたします。討論の通告がありますので御登壇の上発言願います。4番 和田米吉君。             (登壇) ◆4番(和田米吉君)  私は請願第6号「健康保険で良い入れ歯が作れるよう抜本的な改善を求めることについて」以下、請願第7号、請願第8号、請願第9号、請願第10号、陳情第5号「学童保育の充実を求めることについて」賛成であります。この中でも特に生活と密着した医療・年金・福祉について私の所見を述べ、賛成討論としたいと思います。 請願第6、7、8号は、現在の医療制度の問題と改善を求めたものです。請願書でも述べているとおり、公私立病院連盟の調査で73%の医院が赤字経営、1年間に78の病院が廃業、142の病院が診療所化していると言っています。なぜこのようなことが起きるのかが問題です。既に御承知のとおり85年の医療法改正で、当時150万床を100万床程度に減らすことをねらいとした地域医療計画策定が都道府県に義務づけられました。86年には国立病院・療養所の3分の1を廃止する計画が発表され、国立病院を最初に規制が始まりました。87年に老人保健法が改正され、中間施設が拡大しました。つまり国の医療費抑制は、地域医療計画で医療供給体制の総量を規制、安上がり医療として老人病院、中間病院への老人追い出し、それへの誘導として診療報酬が改訂されました。 これら医療費抑制政策は、70年代後半から80年代の臨調行革路線に始まり、それに基づいて進められました。その結果、1980年から90年までの10年間に人件費の上昇36.5%、物価は22.4%の上昇をしました。それに対して診療報酬は3.1%の上昇、人件費・物価の10分の1から7分の1です。さらに、昨年4月の診療報酬の改訂は、薬価引き下げも含め、医療費の実質引き上げを2.5%に抑制しました。医薬品の建値制の導入で低診療報酬を補完していた薬価差益が極端に縮小し、経営を著しく困難にしました。ほかに病院外来診察料の引き下げ、慢性外来疾患医学管理料、入院医療管理料の引き下げ、患者の保険外負担を拡大しました。 これまでの診療報酬の引き上げは、薬価基準の引き下げで生まれた原資で医療技術を引き上げるゼロサムゲーム方式が崩れました。医者、歯科医、看護婦の正当な医療行為を評価する診療報酬がなされないため、その格差は入れ歯の技術料の場合、2分の1にしか評価されてないといった矛盾が生まれ、大幅なアップ・改善が求められています。 70年代後半から80年代にかけ医療は医療保障の削減として進められました。具体的には本人の9割給付、老人医療の無料化廃止、保険外負担の拡大、差額ベッド、給食費などの徴収であります。80年代には医療法を改正、医療供給体制の規制と機能分化を進め、医療の抑制、国家負担の削減を求めていきました。この結果、医療サービスの低下、医療経営の悪化、看護婦不足といった医療の危機が生まれています。改善が求められているところでございます。 次に、次期国会に向け年金改正の答申がされ、法制化の作業が進められています。その内容は御承知のとおり年金支給開始年齢を65歳に引き上げ、年金の統合と給付の引き下げを求めています。また、年金支給基準を可処分所得に対比する。ボーナスも保険料を徴収するといったもので、とても認められるものではありません。年金も医療と同じく国の財政赤字、国費の補填を削減する臨調行革の方針に沿い進められているものです。その本質は赤字攻撃による国民大衆への搾取と収奪の強化です。 経済厚生常任委員会の審議で、請願に対し反対の理由に高齢化と財源問題が出されています。この点を少し考えてみたいと思います。政府やマスコミは高齢化社会の到来が医療や年金の赤字の原因と宣伝しています。2025年には4人に1人が65歳以上の老人、2.4人で1人を扶養することになると宣伝しています。医療費の高騰、年金財政の破綻の根拠にしています。私はこの論理には大きな矛盾、欺瞞が隠されていると考えています。 この論者の根拠は、20代から60歳までの生産人口と65歳以上の非生産人口を対比して問題にしています。生産人口が非生産人口を扶養することを前提に、2025年には2.4人に1人の老人を抱えることになるため、さあ大変だと大騒ぎをしています。これは少しおかしいと思います。第1に、60歳以上でも自分で働き生活をしている人、あるいは20歳から60歳でも働けない人がたくさんいます。第2に、家族単位を考えても、働き手が扶養しているのは老人だけではありません。0歳の子供から老人まで、自分も含め家族全体を扶養しています。 国という社会単位を考えても同じです。働き手、就業人口が扶養しているのは、自分も含め0歳の子供から老人まで含めた総人口です。20歳以下にも60歳以上にも働いている人がいるのですから、就業人口で総人口を扶養すると考えるのが妥当です。厚生省の人口推計をもとに、総人口を就業人口で割ると、1985年は2.08、2025年も2.08、その比率はほとんど変化がありません。つまり就業人口約6,000万人が総人口約1億1,200万人を扶養するという関係は変わらない。厚生省の言う高齢化が赤字の根拠というのはあいまいであります。 もう一つは、1人当たりの生産性です。仮に就業人口が減少しても、機械化・技術革新の進歩により国の総生産量、富の総量は増えるということです。高齢化が進んでも社会の扶養する力は失われないということです。この点からも高齢化と財政の赤字論には根拠がありません。 高齢化問題はむしろ少子化問題であります。少子対策が叫ばれ、育児・保育の支援が求められています。介護・保育が保障され、母親が生産の担い手になることができます。そのことによって扶養力も増えます。子供たちは保護される権利があります。健やかな子供たちの成長は未来の担い手の育成です。医療と年金は人として生きる社会保障の2本柱です。この2本柱がしっかりして、横に福祉の支えが確立されて初めて市民は安心して働き、老後を迎えることができます。改悪ではなく、その充実が強く求められるところです。 赤字論に惑わされることのないよう、私たちが人間らしく働き、生きるための保障、年金・医療・福祉の社会保障の充実、私たち国民の汗と血の結晶、国民総生産の分配であります。このことは赤字論ではなく政策論でございます。 ○議長(神谷守君)  簡明にお願いします。 ◆4番(和田米吉君)  国で審議されているという委員会の意見もありました。しかし、これらの改正は市民生活を圧迫するもので、議員各位の賛同をお願いし、私の賛成討論を終わりたいと思います。よろしくお願いします。             (降壇) ○議長(神谷守君) 29番 竹内由満子君。             (登壇)(拍手) ◆29番(竹内由満子君)  ただいま上程されております請願・陳情の中で、請願第6号「健康保険で良い入れ歯が作れるよう抜本的な改善を求めることについて」、第7号「診療報酬の引き上げ及び改善について」、第8号「民間病院・診療所の固定資産税を非課税または大幅に軽減するよう求めることについて」及び請願第9号「『年金制度の改悪に反対し、充実を求める意見書』の採択を求めることについて」が、委員長報告にありましたように、審査を付託されました経済厚生・総務両常任委員会において不採択となりました。しかし、私はいずれの請願にも賛成でありますので、その立場から意見を申し上げ、議員各位の御賛同を賜りたいと存じます。 まず、請願第6号についてでありますが、現行の歯科保険医療制度では技術料が極端に低く抑えられているため、少しでも良い入れ歯を作ろうとすればするほど赤字になり、歯科医師が手間ひまかけて技術を生かした入れ歯を作ることができないとか、歯科技工士は低い技工料金を余儀なくされ、長時間労働や転職の状況にある。そのため健康保険で良い入れ歯を作ることは難しく、自費診療との差額が広がる結果になっていることから、入れ歯作製の技術や労働を正当に評価した診療報酬とするよう、政府への意見書提出を求めたものであります。 委員長報告にありましたように、反対の主な意見として、診療報酬を2倍以上に引き上げることは保険財政に影響を及ぼし、被保険者の負担増になるとか、入れ歯が合うかどうかは医師の技術にもよるなどが出され、不採択とされたのであります。よくかめないとか、外れやすい、痛くて我慢できないなど、入れ歯に対する不満は大きく、1,000万人の入れ歯人口の約半数の人が入れ歯の作り替えを望んでいることが、厚生省の参加した調査によっても明らかになっております。 片あごの総入れ歯一つ作るのに歯科医師が170分、歯科技工士も170分かかると言われております。これだけの時間がかかるのに保険から支払われる料金は、約2万5,000円でしかありません。でき上がった入れ歯をその人の口になじませるには何回かの調整が必要ですが、最初の1回が指導料として1,500円支払われるだけで、その後は何回調整しても、再診料として270円支払われるだけということであります。これで適切な診療報酬と言えるでしょうか。 歯科を除いた普通の医療では、差額ベッドなど一部を除いてほとんどのものは医療保険で行えます。ところが歯科医療では保険のきかない治療技術や材料があり、保険では良い入れ歯ができないからといって、高額な自由診療を勧められることが少なくないのが実態であります。これは政府が、保険点数が低く保険だけでは採算が合わない部分を、自由診療で穴埋めさせる政策をとっていることによるものであります。自由診療で穴埋めしなければ経営が維持できないような診療報酬を改善し、歯科医師や歯科技工士が保険の入れ歯に熱心に取り組める環境を整備することこそ求められていることであります。 財政的な問題で言えば、一度作った入れ歯が合わなくて何度も作り直すより、一度作った入れ歯がしっかり合って長く使える方が患者の負担は軽くなりますし、医療費のむだも少なくすることができます。政府がこれまでの医療保険に対する国庫負担削減政策をやめて、もとの負担率に復元することが必要なことは当然なことであります。高齢者が健康で暮らすことができるためにも、保険で良い入れ歯が入れられるよう診療報酬の引き上げを求める意見書を政府に提出すべきであります。 次に、請願第7号でありますが、診療報酬の改訂が低く抑えられてきた中で医療機関の経営が悪化してきており、さらに医療保険の給付内容の見直しが進められている中で、保険の充実で良い医療・看護が受けられるよう、診療報酬の引き上げ及び改善を求める意見書提出を求めるものであります。 委員会では、診療報酬の改訂は、物価や賃金など総合的に審査して2年に1回実施されている。診療報酬改訂は被保険者の負担増につながる。社会保険診療報酬にかかわる所得については、事業税を課税しないなどの優遇策もあり、経営のよしあしは内部的な努力で差が出るなどの反対意見が出され、不採択とされました。診療報酬は1980年を100とした場合92年は105.7と、わずか5.7%しか伸びておりません。ところがこの間の消費者物価は28.5%も伸びております。診療報酬の伸びに比べ実に5倍であります。1980年以来政府が医療費の伸びを低く抑える政策をとってきている中で、請願書にあるような医療機関の経営が深刻な事態になっているのであります。2年に1回診療報酬の改訂が実施されているから不採択でよいというのは、実態に目を向けないものと言わなければなりません。隔年ごとに改訂がされているものの、それが経済変動に追いついていっていない中で、国民が安心して医療を受けられるよう、意見書の提出を求める請願が出されてきているのであります。 請願第8号が審査されました総務常任委員会では、病院経営が大変な状況になっていることは多くの委員の皆さんが認められ、その解決策は厚生省にかかわる根本的分野で解決すべきだという意見が出されましたが、まさにそのとおりだと思います。70歳を超えたからといって入院や注射・検査などの診療報酬を低く抑えたり、看護婦の配置基準は、看護内容が高度化した今日でもなお終戦直後の患者4人に1人のままというようなことを始め、実態に即して診療報酬を引き上げることが必要であります。診療報酬の改訂時期が来年というこの時期に、安城市議会として意見書を提出すべきであります。 次に、請願第8号でありますが、地域医療を担っている病院・診療所の役割を税制面でも評価し、公的医療機関と同様に固定資産税を非課税または軽減してほしいというものであります。委員会で反対の意見として出された主なものは、法律の定めを越えることは慎重に対処すべき、あるいは赤字経営を解消する対策として持ち出すのは筋が違うのではないか、などであります。 請願書の趣旨には確かに病院経営の悪化が述べられておりますが、ここで述べられております主眼点は、構造設備基準や人員配置基準などは公的・民間を問わず同一のものを適用し、同じように低い診療報酬で運営しているにもかかわらず、公的病院は固定資産税が非課税になっている、この官民格差を是正してほしいというものであります。医療の公共性・公益性を考えるとき、当然の要望と思いますし、市税条例でも、公益のために直接占用する固定資産税は減免することができる減免規程もあるわけでありますし、全国の市の中で既に70市を超える市が減免している実態から見ましても、この請願を採択し、当局に実施を迫るべきであります。 次に、請願第9号でありますが、10月に年金審議会が厚生大臣に意見書を提出した内容が、支給開始年齢の繰り延べや年金額の切り下げ、保険料の引き上げなど改悪を含んでいることから、これらの内容に反対し、充実を求める意見書提出を求めたものであります。委員会では、先ほど報告のありましたように、財政的な問題や、60歳以降の雇用の促進を図り、65歳支給にすべきなどの意見が出され、不採択とされたのであります。 政府は、現在は6人の現役世代で1人の高齢者を支えているが、2020年には2.5人で1人を支えることになるから負担が耐えがたいと、盛んに宣伝しています。しかし、これは15歳から60歳の生産年齢人口で、65歳以上の老年人口を単純に割り出した数字に過ぎません。先ほど和田議員も述べられましたが、働く人が支えるのは高齢者だけでなく、働いている本人を含め、総人口でなければなりません。この見地で計算し直せば、働く人が支えるべき1人当たりの人口は、現在も将来も2人程度であり、大きな変化はないのであります。 年金財政に限って見ましても、試算の中で60歳から65歳の雇用を促進し65歳支給にすると言いながら、60歳以上の納入者数は計算に入れていないことを始め、年金財政が破綻するとの具体的な根拠は示されていないのが実態であります。85年の年金改悪で削減された年金財政への国庫負担を復元することや、勤労者の保険料負担の労使負担割合5対5を、雇用者負担を増やすなどの施策によって、勤労者の負担を増やすことなく年金の充実は可能であります。 以上、4件の請願について意見を申し上げましたが、この4件はすべて医療・年金にかかわるものであります。高齢化社会は確実にやってきます。しかし、高齢化社会が来れば、年金や医療などの支出が増えるのはあたりまえのことであります。人口構成が変化した場合、その変化にふさわしい、言い換えれば高齢化社会にふさわしい税金の使い道を考えるのは当然なことであります。日本は世界第2位の経済力を持ちながら、社会保障給付費の水準はフランスや旧西ドイツの半分以下、イギリスやアメリカよりも少ない現在の水準を引き上げることこそ必要なことであります。こうした観点からも、請願第6号から第9号までの4件の請願に対して、議員各位に御賛同賜り、本議会で採択としていただきますようお願いを申し上げ、私の討論を終わります。             (降壇)(拍手) ○議長(神谷守君) 19番 菊地時夫君。             (登壇)(拍手) ◆19番(菊地時夫君)  ただいま上程されております請願第10号「米軍依佐美送信所の全面撤去、全面返還を求めることについて」及び陳情第5号「学童保育の充実を求めることについて」も、先の委員長報告のとおり、審査を付託されました各委員会において不採択となりましたので、これに反対し、請願・陳情に賛成の立場から意見を申し上げ、議員各位の御賛同を賜りたいと思います。 世界中のだれもが平和を望んでおります。しかし、その平和のためとして、時に武器を使った紛争が絶え間なく起こっております。こうした戦争が各国間の全面戦争になって一番悲惨な結果を招くのは、大量殺りく兵器である核兵器の使用であります。日本では広島、長崎でその洗礼を受けております。 依佐美送信所は1930年に工事竣工以来63年間、戦後の一時期を除いて重要な戦略通信基地として使用されてまいりました。経過的には日本とヨーロッパの長距離通信を目的に建設され、戦後米海軍と海上自衛隊との共同使用、1978年6月からはアメリカの単独使用となって今日まで至ってまいりました。 近年において依佐美基地は、より強力な超長波VLFをつくるため改修が行われたところでありました。これは潜水艦が地上から攻撃されにくい特性から、核兵器戦略においても極めて重要であり、さらに核弾頭つきトマホークが潜水艦に実戦配備され、より深く潜水する能力を持つようになったためと指摘されております。しかし、基地そのものは地上にあり、真っ先に攻撃の対象にされるのも通信基地であり、それは潜水艦とは相反するわけであります。そうした点から全面撤去の要求が繰り返されてまいりました。 ところでその基地が今年8月1日から送信の停止がされていることが、私どもの調査で明らかになったのです。請願趣旨にもありますように、日米安保条約に基づく地位協定第2条第3項では、合衆国軍隊が使用する施設及び区域は、中を中略いたしますけれども、そうした区域が必要でなくなったとき、いつでも日本国に返還しなければならないとあるわけであります。したがって、依佐美基地が再び使用されることがないよう、今こそ全面返還されるべきであります。その要求を地域から上げていくことも、また、当然であると考えます。 ところが審査を付託されました委員会では、先の委員長報告にもありましたように、上位の問題だとか、刈谷の人が考えるべきで安城にはなじまない。戦争を前提にしたようなものの言い方がされていると、こうした意見で不採択になったわけであります。しかし、皆さん、これまでも安城市議会は地域の問題や要望を実現するため、政府に対し意見書を何回も上げてきたではございませんか。問題の決定行為は日米両政府であったといたしましても、その行為を促すために意見書を提出する行為は、地方議会の道理ある行為だと思うわけであります。 また、地主を始め関係者等の意見を尊重すべきだという意見もございました。これは平和への取り組みの要望、基地使用の補償の要望等の問題からすれば当然です。そうしたことも含めて、近隣自治体の議会として声を上げるべきではないでしょうか。 学童保育については、昨年12月議会に提出されております。たび重なる不採択であります。委員会では、学童保育の存在意義については、一応の理解が示される意見が各委員から出されました。しかし、既に一定の補助がされておるから、それで十分ではないかというのであります。学童保育の役割を理解するなら、女性の労働力の需要と勤務形態の実態、子供の放課後の生活の実態、学童保育の施設と指導員の厚生福利関係の実態など、さらに厚生省の考えなど、もっと掘り下げた審査が必要だったのではないでしょうか。そうした意見は残念ながらありませんでした。 しかも私がこの陳情に賛成の立場から委員外発言を求めましたが、それさえ認めませんでした。先ほど委員長報告に対しての質疑も交わされましたけれども、委員長は慎重審査の結果と報告されましたが、傍聴していた私の感想では、陳情者が十分納得し得る審査ではなかったということを意見として申し上げ、簡単ではございますが私の討論といたします。ぜひとも討論の趣旨をくんでいただき、この本会議で採択していただきますようお願いを申し上げたいと思います。             (降壇)(拍手) ○議長(神谷守君)  これにて討論を終結いたします。 これより請願第5号「空缶・空ビン等の投げ捨て防止を目的とする環境保全条例の制定を求めることについて」を採決いたします。 本件に対する経済厚生常任委員長の報告は採択であります。 本件は経済厚生常任委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(神谷守君)  御異議なしと認めます。よって請願第5号は経済厚生常任委員長の報告のとおり決しました。 次いで、請願第6号「健康保険で良い入れ歯が作れるよう抜本的な改善を求めることについて」を採決いたします。 本件に対する経済厚生常任委員長の報告は不採択であります。 本件は経済厚生常任委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。             (賛成者起立) ○議長(神谷守君)  起立多数であります。よって請願第6号は経済厚生常任委員長の報告のとおり決しました。 次いで、請願第7号「診療報酬の引き上げ及び改善について」を採決いたします。 本件に対する経済厚生常任委員長の報告は不採択であります。 本件は経済厚生常任委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。             (賛成者起立) ○議長(神谷守君)  起立多数であります。よって請願第7号は経済厚生常任委員長の報告のとおり決しました。 次いで、請願第8号「民間病院・診療所の固定資産税を非課税または大幅に軽減するよう求めることについて」を採決いたします。 本件に対する総務常任委員長の報告は不採択であります。 本件は総務常任委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。             (賛成者起立) ○議長(神谷守君)  起立多数であります。よって請願第8号は総務常任委員長の報告のとおり決しました。 次いで、請願第9号「『年金制度の改悪に反対し、充実を求める意見書』の採択を求めることについて外1件」を採決いたします。 本件に対する経済厚生常任委員長の報告は不採択であります。 本件は経済厚生常任委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。             (賛成者起立) ○議長(神谷守君)  起立多数であります。よって請願第9号は経済厚生常任委員長の報告のとおり決しました。 次いで、請願第10号「米軍依佐美送信所の全面撤去、全面返還を求めることについて」を採決いたします。 本件に対する総務常任委員長の報告は不採択であります。 本件は総務常任委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。             (賛成者起立) ○議長(神谷守君)  起立多数であります。よって請願第10号は総務常任委員長の報告のとおり決しました。 次いで、陳情第3号「本證寺本堂平成大修理の助成お願いについて」を採決いたします。 本件に対する文教常任委員長の報告は採択であります。 本件は文教常任委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(神谷守君)  御異議なしと認めます。よって陳情第3号は文教常任委員長の報告のとおり決しました。 次いで、陳情第4号「在日朝鮮人高齢者と障害者に国民年金適用の救済措置を求めることについて」を採決いたします。 本件に対する経済厚生常任委員長の報告は採択であります。 本件は経済厚生常任委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(神谷守君)  御異議なしと認めます。よって陳情第4号は経済厚生常任委員長の報告のとおり決しました。 次いで、陳情第5号「学童保育の充実を求めることについて」を採決いたします。 本件に対する経済厚生常任委員長の報告は不採択であります。 本件は経済厚生常任委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。             (賛成者起立) ○議長(神谷守君)  起立多数であります。よって陳情第5号は経済厚生常任委員長の報告のとおり決しました。 次いで、日程第19、「特別委員会中間報告」を議題といたします。 この際、各特別委員長より報告を求めます。 まず、交通問題特別委員長の報告を求めます。交通問題特別委員長 伊東良洋君。 ◎交通問題特別委員長(伊東良洋君)  交通問題特別委員会の5月臨時会に中間報告をいたしましたが、以後の活動結果について御報告を申し上げます。 去る7月2日委員会を開催し、5月の臨時会で委員の一部が交代したことと、中部新国際空港への鉄道アクセスの調査・研究に関する件が付議事件として追加されましたことで、改めて付議事件の現況について執行部から説明を受け、午後から愛環鉄道を視察いたしました。 次に、7月から9月にかけまして、交通事故死ゼロの日に委員が交代でパトカーに搭乗し、市内の交通事情の実態視察と交通安全啓発を行いました。 次いで、9月21日、委員会を開催し、豊田市議会の配慮をいただき、中部新国際空港への鉄道・道路アクセスについて、JR東海社長 須田 寛氏の講演を聞きました。21世紀における中部圏の交通体系整備の方向、中部新国際空港へのアクセスの重要性について改めて認識をいたしました。 次いで、11月11日、12日の両日、JR西日本と三重県津市を視察いたしました。まず、JR西日本では、来年夏ごろ開港予定の関西国際空港プロジェクトの取り組み状況について視察しましたが、鉄道アクセスの一端を担う同社としては、利便性ばかりでなく定時性、快適さなど、総合的な観点に立った取り組みの話を聞きました。中部新国際空港の鉄道アクセスとして、愛知環状鉄道の延伸構想を研究している本市にとって、民間の取り組みを知ったことは大変参考になりました。 一方、三重県津市では、将来、中部新国際空港ができた場合どのような影響があるか、同空港を津市発展にどう結びつけるかなどを調査・研究するため、本年度から市長直轄でプロジェクト推進課を設置して取り組んでいる。現在のところ発表できる具体的な取り組みはないようでしたが、21世紀を見越した手遅れのない取り組みは大いに学ぶべきものがありました。 次いで、11月24日、委員会を開催し、今年の交通死亡事故現場5箇所を巡視しました。巡視後、警察署の方を交えて検討会を開き、今後とも市と警察が連携をとりながら、交通事故防止に努力していくことを確認いたしました。 以上、交通問題特別委員会中間報告を申し上げましたが、この間、委員各位並びに執行部関係者の御協力に対し、改めて感謝を申し上げ、御報告といたします。 ○議長(神谷守君)  次いで、農業公園特別委員長の報告を求めます。農業公園特別委員長 神谷 学君。 ◎農業公園特別委員長(神谷学君)  農業公園特別委員会の5月臨時会以降の活動報告をします。 去る7月5日に委員会を開催し、付議事件確認と経過、進捗状況の説明を受け、現地を視察しました。 次に、8月16日富士山麓にある大型ベゴニア温室富士国際花園の視察に出かけました。温室の外観は一般的な温室とほぼ同じ形状ですが、アクリル板で覆われた長さ160m、幅 50mという巨大空間にベゴニアのあざやかな色彩が映え、年間25万人の入場者があるとのことでした。園主より、安城市の立地条件で温室園を建設するなら、日本一を目指さなくとも、中部一か東海一程度のもので年間集客100万人は可能ではないかとの助言をいただきました。 その後、9月議会で補正予算が承認されたのを受け、10月18日に特別委員会を開催し、経過報告と本年度工事予定について説明を受けた後、運営専門のコンサルタントより、基本計画の修整についての見解を聞きました。 次いで、11月11、12日の2日間で広島県呉市グリーンヒル郷原、兵庫県神戸市布引ハーブ園を視察しました。グリーンヒル郷原は、地元地区の多目的グラウンドの要素と市民憩いの場としての要素を併せ持つ農業公園で、障害者の方が車いすで利用できる市民農園、ごみ箱を置かずに持ち帰りを徹底していた点、安い料金で泊まれる宿泊施設などが参考になりました。 一方、布引ハーブ園は、新神戸駅のすぐ裏山のゴルフ場跡地を防災面も含めて整備した都市計画公園で、ここでは特に香りというテーマにこだわり、多種多様なハーブの植栽と洗練されたデザインのレストラン、コンサートホール、ドーム温室の3拠点施設のほか、公園のどこからも神戸市外が一望できる眺望の良さが評判となり、当初見込みの4倍という年100万人の入園者にうれしい悲鳴を上げておられました。観光ツアーのコースに組み込まれたことが安定した集客につながっているように見受けました。 その後の活動状況につきましては、11月30日に委員会を開催し、農業公園基本計画修整案について、12月10日の委員会では、ネーミングについてそれぞれ報告を受けました。 さらに本日午前9時より特別委員会を開催し、呼称の変更に伴い、公園の位置づけを仮称農業公園から仮称産業文化公園デンパークとする旨の説明を受けましたので、これに伴い本特別委員会の名称も産業文化公園特別委員会とすることを確認し、本日付けで議長あてに報告しました。 以上、農業公園特別委員会中間報告を申し上げましたが、この間の委員各位並びに執行部関係者の御協力に対し深く感謝申し上げ、報告といたします。 ○議長(神谷守君)  次いで、総合運動公園特別委員長の報告を求めます。総合運動公園特別委員長 大見兼行君。 ◎総合運動公園特別委員長(大見兼行君)  総合運動公園特別委員会の5月臨時会に中間報告をいたしました以降の活動結果について御報告を申し上げます。 去る7月1日委員会を開催し、5月の臨時会で委員の一部が交代をいたしましたので、改めて付議事件についての確認と、執行部からこれまでの経過並びに進捗状況の説明を受けました。また、委員会終了後現地を視察いたしました。 次に、8月31日、刈谷市の洲原公園温水プールを視察いたしました。25m×7コースの競技用プールに児童用、幼児用プールが併設され、熱源には環境に配慮されて、都市ガスと一部ソーラーシステムが採用されておりました。利用料金は児童、老人、身障者、それに介護者は半額となっており、また施設面でも水はけ、滑り止め等、弱い立場の人の利用にも配慮がなされており大変参考になりました。 次いで、11月15、16日の両日、広島市の東区スポーツセンターと兵庫県小野市総合体育館を視察いたしました。この概要につきまして御報告を申し上げます。 広島市の東区スポーツセンターでありますが、屋内プールを中心に大・小体育館、トレーニング室が備わっており、地区施設とはいうものの、全市域を対象にした専門的・総合的施設として国際大会なども開催でき、明年、広島市を中心に開催されるアジア競技大会の水泳競技会場としても利用される立派なものでありました。 一方、小野市では温水プールを中心に視察を行いました。190席のギャラリースタンドの備わった本格的な施設でありました。天井の3分の2までが開閉式で自然採光の工夫がこらされていましたが、温度管理にやや難があるとのことでもありました。熱源は経費面や安全性を考慮して、深夜電力を利用したヒートポンプ方式がとられておりました。その他プールサイドは滑りにくいセラミッスタイルの使用や、床暖房、観覧席には車いす席が備えられ、細かい点にも配慮がなされておりました。 次に、12月2日、委員会を開催し、総合運動公園内に地区公民館の建設が決定をいたしましたことによる当初計画の一部変更の説明を受け、これを了承いたしました。 以上、総合運動公園特別委員会中間報告を申し上げましたが、この間、委員各位を始め執行部関係者の御協力に対しまして深く感謝を申し上げ、報告といたします。 以上です。 ○議長(神谷守君)  以上で各特別委員長の報告は終わりました。ただいまの特別委員長の報告に対し質疑を許します。             (「進行」と呼ぶ者あり) ○議長(神谷守君)  進行の声がありますので質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいまの各特別委員長の報告はこれを了承することに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(神谷守君)  御異議なしと認めます。よって特別委員会中間報告はこれを了承することに決しました。 次いで、日程第20、「農業公園特別委員会の名称及び付議事件の変更について」を議題といたします。 本件につきましては、本日午前9時から農業公園特別委員会が開催され、先ほどの中間報告にもありましたが、委員会の名称及び付議事件を、お手元に配付いたしました資料のとおり、名称を「産業文化公園特別委員会」に、また、付議事件を「産業文化公園建設について、その諸問題を調査、研究し促進を図るため」に変更したい旨の申し出がありました。 お諮りいたします。本件につきましては変更することに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(神谷守君)  御異議なしと認めます。よってさよう決しました。 これより追加議案に入ります。 日程第21、第102号議案「安城市議会議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」から、日程第23、第104号議案「安城市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について」までの3案件を一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。市長 杉浦正行君。             (登壇) ◎市長(杉浦正行君)  ただいま上程されました第102号議案「安城市議会議員の報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について」から、第104号議案「安城市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について」までの3議案につきまして、一括提案理由の御説明を申し上げます。 これらの3議案はいずれも給与改定に伴う条例の一部改正でありまして、去る8月3日、人事院から国家公務員の給料、諸手当などについての勧告がされ、国会において国家公務員の給与に関する法律の一部を改正する法律が11月5日に可決成立いたしましたことにより、人事院勧告に伴う国家公務員の給与改定に準じまして、市議会議員及び特別職の職員で常勤のものにつきましては期末手当、また、本市職員につきましては給料、扶養手当、住居手当、期末手当の支給に関する改定をそれぞれお願いするものでございます。 なお、これらの給与改定につきましては、平成5年4月1日から適用し、期末手当の12月期分の調整は3月期分で行うものとして御提案申し上げるものでございます。 以上、3議案につきまして御説明申し上げましたが、よろしく御審議の上原案どおり御決定賜りますようお願い申し上げます。             (降壇) ○議長(神谷守君)  提案理由の説明は終わりました。質疑に入ります。発言を許します。29番 竹内由満子君。 ◆29番(竹内由満子君)  第104号議案でお尋ねをしたいと思いますが、この中で第102号、第103号にも共通することでありますが、期末手当を引き下げるという内容があります。これは人事院の勧告に沿ったものでありますが、こうした切り下げが入っているわけで、議会に提案していただくには、職員組合との話し合いが合意に達しているということの大前提がなけりゃいけないというふうに思いますので、組合との話し合いがどういう状況なのか、結論と経過についてもお答えいただきたいというふうに思います。 ○議長(神谷守君) 人事課長 久保田 悟君。 ◎人事課長(久保田悟君)  お答えをいたします。 組合との協議の状況、結果についてということでございますが、職員組合とは11月25日に定例交渉を開催をしまして、その中でこの人勧についての協議も行いました。まず期末手当の引き下げについては、組合としては本旨は反するものでございますけれども、現在の状況等、それから国家公務員の人事院勧告の内容等をるる話し合いをいたしました結果、合意に達しております。以上でございます。             (「進行」と呼ぶ者あり) ○議長(神谷守君)  進行の声がありますので質疑を終結し採決いたします。 第102号議案から第104号議案までの3案件を一括採決いたします。 3案件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(神谷守君)  御異議なしと認めます。よって第102号議案から第104号議案までの3案件は原案のとおり可決されました。 次いで、日程第24、諮問第2号「人権擁護委員の推せんについて」を議題といたします。 この際、事務局職員をして議案を朗読させます。議事課長 杉浦 勲君。 ◎議事課長(杉浦勲君)  朗読します。 諮問第2号   人権擁護委員の推せんについて 人権擁護委員法(昭和24年法律第139号)第6条第3項の規定に基づき、次の者を人権擁護委員の候補者として推せんすることにつき、議会の意見を求める。   平成5年12月21日提出                        安城市長  杉浦正行                    記              安城市桜井町中新田82番地1                 岡田弘三                 大正14年2月15日生 以上です。 ○議長(神谷守君)  朗読は終わりました。提案理由の説明を求めます。市長 杉浦正行君。 ◎市長(杉浦正行君)  ただいま上程されました諮問第2号「人権擁護委員の推せんについて」でございますが、これは現委員であります岡田弘三氏が、来る平成6年3月31日をもって任期満了となりますので、引き続き岡田委員を適任者として推せんいたしたく御提案申し上げるものでございます 何とぞ満場の御了承を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(神谷守君)  提案理由の説明は終わりました。質疑に入ります。発言を許します。             (「進行」と呼ぶ者あり) ○議長(神谷守君)  進行の声がありますので質疑を終結し採決いたします。 本件は異議ない旨答申することに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(神谷守君)  御異議なしと認めます。よって諮問第2号は異議ない旨答申することに決しました。 なお、答申文につきましては議長に一任願います。 次いで、日程第25、議員提出第9号議案「空缶・空ビン等の投げ捨て防止を目的とする環境保全条例の制定を求める意見書について」を議題といたします。 この際、事務局職員をして議案を朗読させます。議事課長 杉浦 勲君。 ◎議事課長(杉浦勲君)  朗読します。 議員提出第9号議案     空缶・空ビン等の投げ捨て防止を目的とする     環境保全条例の制定を求める意見書について  上記の意見書を県に提出する。   平成5年12月21日                   安城市議会議員  石川喜市                      〃     加藤勝美                      〃     神谷剋良                      〃     杉浦元治                      〃     都築光哉                      〃     石川 修                      〃     竹内由満子                      〃     横山喜八                      〃     大見兼行 (提案理由) この案を提出したのは、清潔な環境を保全するため、廃棄物の処理及び清掃に関する法律を補完する観点から条例の制定を県に要望するため。     空缶・空ビン等の投げ捨て防止を目的と     する環境保全条例の制定を求める意見書 昨今、道路・河川・農地等への空缶・空ビン、その他の廃棄物の投げ捨ては目に余るものがある。 これらの問題は、本来公衆のモラルに期待するところのものであるが、現実には一向に改善される方向が見受けられない。当市においても、啓発活動を中心にした取り組みをしているところであるが、依然として農業者等からの苦情は絶えない状況である。 愛知県のように交通網の発達した地域では、一市町村のみが条例化しても十分な機能は期待できない。 本県は平成6年に国民体育大会、17年には万国博覧会の開催が予定され、全国はもちろん外国からもたくさんの人々の来県が予想される。このためにも清潔な環境で歓迎したいものである。 よって、県におかれては、廃棄物の処理及び清掃に関する法律を補完する観点から、環境保全条例を制定されるよう強く要望する。 以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。   平成5年12月21日                           安城市議会 以上です。 ○議長(神谷守君)  朗読は終わりました。提案理由の説明を求めます。14番 石川喜市君。 ◆14番(石川喜市君)  ただいま上程されました議員提出第9号議案「空缶・空ビン等の投げ捨て防止を目的とする環境保全条例の制定を求める意見書について」提案理由の説明を申し上げます。 本意見書につきましては、既に昨年12月定例会で議決し、愛知県知事、愛知県議会議長あて提出したところで、内容につきましては皆さん既に御承知のことと思いますので、詳しい説明は省略いたします。 その後、県では担当部署で検討を進められているようですが、まだ条例の制定まで至っておりません。 12月県議会における議論の中で、知事は、関係者で協議はしているが、条例をつくった方が良いということになれば、効果がある条例にしなければと考える。よく研究したいと答弁しています。また、11月5日には、ごみの減量化推進あいち県民会議が発足したこと、県民モニターのアンケートでも8割が条例制定を望んでおり、機はまさに熟したと考えます。 したがいまして、廃棄物の処理及び清掃に関する法律を補完する観点から、環境保全条例を制定されるよう、再度、県に要望するものであります。 議員各位におかれましては趣旨を御理解いただき、御賛同賜りますようお願い申し上げます。以上です。 ○議長(神谷守君)  提案理由の説明は終わりました。質疑に入ります。発言を許します。             (「進行」と呼ぶ者あり) ○議長(神谷守君)  進行の声がありますので質疑を終結し採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(神谷守君)  御異議なしと認めます。よって議員提出第9号議案は原案のとおり可決されました。 なお、ただいま可決されました意見書の提出については議長に一任願います。 次いで、日程第26、決議案第2号「暴力追放に関する決議について」を議題といたします。 この際、事務局職員をして議案を朗読させます。議事課長 杉浦 勲君。 ◎議事課長(杉浦勲君)  朗読します。 決議案第2号     暴力追放に関する決議について  上記の決議案を発議する。   平成5年12月21日                   安城市議会議員  都築光哉                      〃     加藤勝美                      〃     石川喜市                      〃     神谷剋良                      〃     杉浦元治                      〃     石川 修                      〃     竹内由満子                      〃     横山喜八                      〃     大見兼行  (提案理由) この案を提出したのは、暴力のない明るい住みよい社会をつくるため。     暴力追放に関する決議 暴力のない明るい住みよい社会を作ることは、市民すべての願いである。 しかしながら、暴力団は麻薬、覚せい剤の密売、賭博、ノミ行為といったものから、近年では、交通事故示談に介入した民事介入暴力、株、証券取引に介入した企業対象暴力等市民の健全な日常生活、経済取引の分野にまで深く介入し重大な脅威を及ぼしている。 このような法と社会秩序を無視した暴力団の存在は法治国家においては断じて許されるものではない。昨年3月、暴力団の根絶を期して「暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律」いわゆる暴力団対策法が施行され本年8月その一部が改正強化されたところであるが、暴力団根絶のためには法に基づく警察当局の取締りと相まって住民1人1人が毅然たる態度で暴力団に立ち向い、暴力を許さない社会環境を作り出す必要がある。 よって、本議会は、暴力団対策法施行2年目を迎え、決意を新たにし官民一体となった暴力団排除運動を全面的に支援することを表明し、あらゆる反社会的な暴力の追放に向け市民とともに総力をあげてまい進することを決議する。   平成5年12月21日                           安城市議会 以上です。 ○議長(神谷守君)  朗読は終わりました。提案理由の説明を求めます。20番 都築光哉君。 ◆20番(都築光哉君)  ただいま上程をされました決議案第2号「暴力追放に関する決議について」提案理由の説明を申し上げます。 暴力のない明るい住みよいまちづくりは、市民すべての願いであります。暴力団は警察の取り締まりや関係機関、団体等の努力にもかかわらず依然として社会にはびこり、銃器を使用して人を殺傷する事件を引き起こしたり、市民の生活や経済活動に介入をして不法な資金を獲得するなど、その活動は反社会性を一層強めています。 このような中で、昨年3月、「暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律」が施行され今年8月にその一部が改正強化されたところですが、暴力団は依然として悪質巧妙な活動を繰り返し、市民の平穏な生活に重大な脅威を与えており断じて許すことはできません。 先般、安城警察署刑事課長から、今は暴力団新法ができて間もないときであって、組織防衛を図るため社会が沈静化するのを待っている状態で、暴力団をはびこらせないためにも、市民も一緒になって常に監視していく必要が大切であるとの話を聞きました。 反社会集団でもある暴力団を許さない社会環境を実現するためにも、本市議会は、市民の先頭に立って暴力団の存在を許さないという強い決意のもとに、警察等の関係機関、団体と協力し合って住みよい安城市の実現を目指し決議をお願いするものであります。 議員各位におかれましては趣旨を御理解いただき、御賛同を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(神谷守君)  提案理由の説明は終わりました。質疑に入ります。発言を許します。             (「進行」と呼ぶ者あり) ○議長(神谷守君)  進行の声がありますので質疑を終結し採決いたします。 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(神谷守君)  御異議なしと認めます。よって決議案第2号は原案のとおり可決されました。 以上で、本定例会に上程されました案件は全部終了いたしました。 この際、市長から発言の申し出がありますのでこれを許します。市長 杉浦正行君。 ◎市長(杉浦正行君)  第4回定例会が閉会されるに当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。 本定例会に提出をさせていただきました議案は一般会計の補正予算等予算関係議案、そして条例の一部改正議案、さらには人事案件等でございました。いずれも慎重審議をいただきまして、すべての議案満場一致で御議決をいただくことになりまして、まことにありがとうございました。なお、会期中に各議員から述べられました御意見は十分検討いたしまして、今後の市政運営に資していきたいと思っております。 いよいよ歳末を控え向寒の季節を迎えます。議員の皆様には一層御健勝で御自愛いただきまして、輝かしい新春を迎えられますように心からお祈りをいたしまして、お礼のごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(神谷守君)  これにて平成5年第4回安城市議会定例会を閉会いたします。             (閉会 午前11時43分) 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。      平成5年12月21日       安城市議会議長  神谷 守       安城市議会議員  和田米吉       安城市議会議員  菊地時夫     平成5年第4回安城市議会定例会請願・陳情審査結果報告書                             平成5年12月21日番号請願第5号付託委員会経済厚生常任委員会件名空缶・空ビン等の投げ捨て防止を目的とする環境保全条例の制定を求めることについて提出者安城市御幸本町9番6号  安城市農業協同組合   代表理事組合長 都築 賢 外1,533名結果採択番号請願第6号付託委員会経済厚生常任委員会件名健康保険で良い入れ歯が作れるよう抜本的な改善を求めることについて提出者安城市大岡町宮東52番地  大岡皮膚科堀尾医院   堀尾 豊結果不採択番号請願第7号付託委員会経済厚生常任委員会件名診療報酬の引き上げ及び改善について提出者安城市大岡町宮東52番地  大岡皮膚科堀尾医院   堀尾 豊結果不採択番号請願第8号付託委員会総務常任委員会件名民間病院・診療所の固定資産税を非課税または大幅に軽減するよう求めることについて提出者安城市大岡町宮東52番地  大岡皮膚科堀尾医院   堀尾 豊結果不採択番号請願第9号付託委員会経済厚生常任委員会件名「年金制度の改悪に反対し、充実を求める意見書」の採択を求めることについて 外 1件提出者安城市新田町小山117番地  愛知県医療労働組合連合会 堀尾安城病院労働組合   杉浦静子 外 1名結果不採択番号請願第10号付託委員会総務常任委員会件名米軍依佐美送信所の全面撤去、全面返還を求めることについて提出者安城市箕輪町鳥屋金125番地1  安城市平和委員会   太田康宏結果不採択番号陳情第3号付託委員会文教常任委員会件名本證寺本堂平成大修理の助成お願いについて提出者安城市野寺町野寺26番地  本證寺   住職 小山闡正結果採択番号陳情第4号付託委員会経済厚生常任委員会件名在日朝鮮人高齢者と障害者に国民年金適用の救済措置を求めることについて提出者安城市昭和町16番3号  在日本朝鮮人總聯合会 西三支部 安城分会   分会長 林 碩均結果採択番号陳情第5号付託委員会経済厚生常任委員会件名学童保育の充実を求めることについて提出者安城市昭和町3番26号  安城市学童保育連絡協議会   稲生光良 外4,938名結果不採択       農業公園特別委員会の名称及び付議事件の変更について(案) (変更前)特別委員会名付議事件農業公園農業公園建設について、その諸問題を調査、研究し促進を図るため。(変更後)特別委員会名付議事件産業文化公園産業文化公園建設について、その諸問題を調査、研究し促進を図るため。...